先端にポーラスカップ（多孔磁器管）を取り付けた容器の中に水（脱気水）を入れ、容器内の圧力を圧力計で測定します。土壌中に埋設したポーラスカップ部周辺の土壌が乾燥しているとポーラスカップ部で容器内の水が外部（土壌側）に吸引され、容器内の圧力が負圧になります。この負圧（水分吸引圧力）を測定することで、土壌の水分量がわかります。
用途は地すべり地、または盛土等における土中水分の安定性を把握するための土中水分吸引力の測定だけでなく、植物栽培における土壌水分変化の測定および適切なかん水時期の把握に使用できます。
用途は地すべり地、または盛土等における土中水分の安定性を把握するための土中水分吸引力の測定だけでなく、植物栽培における土壌水分変化の測定および適切なかん水時期の把握に使用できます。
仕様
性能
定格容量 －80kPa
正圧側は200kPa
非直線性 ±0.5％RO以内
ヒステリシス ±0.5％RO以内
定格出力 －0.8mV/V（－1600×10－6ひずみ）以上
環境特性
許容温度範囲 0～80℃（凍結しないこと）
温度補償範囲 0～70℃（凍結しないこと）
零点の温度影響 ±0.05％RO/℃以内
出力の温度影響 ±0.05％/℃以内
電気的特性
許容印加電圧 10V ACまたはDC
入力抵抗 350Ω±2%
出力抵抗 350Ω±2%
ケーブル 0.5mm2、4心シールドクロロプレン1m、外径10mm、先端むきだし
（シールドは本体に接続されていません）
機械的特性
許容過負荷 100％
外 装 全面ステンレス鋼地肌（ポーラスカップ、レベル計を除く）
質量 約3.5kｇ